「普通さー」とか、「せめて普通に...」とか、「普通」という言葉が呪縛になってしまうことってあると思うのです。
みんなができること、みんなが当たり前として行動していること、暗黙の上での常識などなど
みんなって誰?笑
ヨガでは、『時代や地域によって変わるもの(=常識)に真実はありませんよ』と伝えられています。
気が付かない間に「自分にとっての常識(物差し)」に当てはめて期待してしまい、それに当てはまらないと、「普通こうだよね」と憤ってしまったり、悲しくなってしまったり。
「普通」という概念、いらないよね。
だってそんなのみんな違うんです。
みんな、あるいは普通は...
・仕事をする
・学校に行く
・結婚する
・子供を持つ
・親の面倒を見る
・親子の仲がいい
・五体満足
・読み書きができる
もう書き出したら限りがないほど、「普通」という概念に囲まれています。
でも、時代によってはみんながそれをしていないし、できたわけじゃないです。地域によっても違う。
どれも、「普通」ではなく、ありがたいことなのです。
それができたり、環境として整っていたら、それはとてもありがたいことで、普通だったり、当たり前だったりなわけじゃないんです。
それらに当てはまらないからといって、決して劣っているわけじゃない。だから、誰かのいう「普通」という呪縛にがんじがらめにならなくて大丈夫!
多くの人と違うということが不安になってしまうというのもわかります。でも「不安」になってしまうからといって、そこに免罪符のように「普通じゃない」=「特別」という免罪符をくっつけてしまうと、どこまでも「普通」ではないことが、劣等感として残ってしまったり、「普通」と比べ続けてしまうことになるのです。
そして、なるべく「普通」に近づけようとし続けなければならなくなる。
そんなの辛くない?
感じるマインドフルネスでは、自分の中の感覚に気づくことを大切にします。今回の「普通でないことへの不安」がある場合には、「不安な気持ち」に気づくことからがスタートです。
そして、その「不安」が自分にとって大きすぎる場合には、気分転換をしたり、自分を癒したりして、「不安になってもいいんだよ」と受け入れられるまで、「不安に気持ち」にフォーカスしすぎないようにしながら、“「不安」に気づくそこから離れる” という練習をします。
それと共に、「誰かと違ってもいいんだ」・「自分は自分のままでいい」と自分を受容する練習もしていきます。それは、今ここの自分の感覚を大切にすることで育まれていきます。
「多くの人と違うこと」・「普通じゃないこと」が問題なのではなく、それによって生じる「不安」が苦しみの原因となっていることを知り、解消していくと、「普通じゃないこと」は特に困り事ではないことに気がつき、そのままにすることができるようになるのです。
そして、それが実は「その人らしく生きがいを持って生きる」ことへ繋がってくれるのです。
最近では、大人のADHDや発達障害という言葉も多く目にするようになりました。もちろん、そのような特性を持っている人もたくさんいます。
少し前には、「変わり者」と言われていた人たちは、ほとんどがそのような特性の持ち主なのだと思います。
私も、そして私の多くの友人たちも、検査をしたら、ガッツリ当てはまる人たちだらけ(笑)でも、そんな免罪符が必要ないのは、自分の個性を個性として、そのままにできるからなのだと思うのです。
特性があることで、苦しんだこともきっとある。それによって今現在まだ苦しみの中にあり、その特性を「ラベリング」してもらいうことが免罪符となり、心の負担が減るのであれば、その「ラベル」に助けてもらうのはとてもありがたいことだとも思います。
でも、その免罪符に逃げる必要はない。
大丈夫。そんな免罪符なくても、あなたがあなたらしいというだけで素晴らし存在です。
必要なだけ「ラベル」に助けてもらったら、ポイっと捨ててしまいましょう。だって免罪符を振り翳している限りは、心の奥深くに「普通じゃない」という「劣等感」を持ち続けてしまうから。
免罪符のいらない世界。
それは「普通」なんていう物差しのない世界です。
人は誰もみんな個性的!
あなたという個性がそのままでいられるまで、ゆっくり時間をかけて、自分に気づき、ありのままの自分でいてもいいよと許してあげよう。癒すプロセスが必要であれば、十分に癒そう!
誰もが、個性豊かに自分らしく生きられますように♡
◉ありのままの自分に戻る時間◉
◉心とからだのバランスをとり戻す◉
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