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上手な瞑想ってなに?

「今日の瞑想はうまくできたぞ」

「今日は瞑想がうまくできなかった...」


そんなフィードバックをいただくことがあります。

瞑想がうまくできるってなんでしょう?


”瞑想”に対するイメージがあるのかもしれませんね。皆さんはどんなイメージがありますか?


・リラックス

・無になる

・ワンネスの体験

・静寂

・思考がない状態


いろんなイメージがありますよね。


私は講座の中で「瞑想は起こるものですよ」とお伝えしています。瞑想状態ってしようと思って起こるのではないと感じているからです。繰り返し、その瞑想状態への道をプラクティスすることによって体験・経験が積み重なり、起こる時がやってくるのだと思います。

多くの人にとって、それはちょっと時間がかかる道のりです。


そして日本語ではその「起こる瞑想に向けてのプラクティス」を「瞑想」と呼んでいます。だから混乱しやすいのかもしれません。


話を戻して、今日の “瞑想がうまくいく” についてお話ししてみましょう。


”瞑想”に対するイメージがあるから、それと比較し、「今日の瞑想はうまくできた」「今日は瞑想がうまくできなかった」となるのだと思うのです。


自分の中のイメージ、思い込みとの比較です。


・⚪︎⚪︎分座っていられたらOK

・こういう思考はいいけど、こういう思考はダメ

・考えちゃいけない

・呼吸が深くなっていればOK、浅い呼吸はダメ

・至福感が起こらなければいけない


などなど期待とも言える自分の中の瞑想へのイメージ。まるッと捨ててしまいましょう!笑


何分座っても、何時間座っても、ずーっと考え事をしていたらそれは瞑想ではなく黙想かもしれません。

考え事って日常の中でもたくさん繰り返されているんです。でも五感が静かになり、外へ向かって散漫になっている注意や注目が自分に向けられるから、考えていることに気がつくのです。

そして、思考の何にも “ポジティブ” なものは良いもの、 “ネガティブ” なものは自分の中から排除しなくてはいけないものという思い込みがあったりもします。


「瞑想」というプラクティスになれるまでは、考えていることに気がついたら、呼吸やカウント、その他の「今の目印」に戻ってくる練習の繰り返しだけで充分です。

そして、せっかく「今の目印」に戻っても、また考えごとはすぐに始まります。そういうものです。それは人間の持つ脳の習慣なだけ。

だからこそ、何度も繰り返し長い時間をかけて練習をしていくのです。


安心してください。練習は裏切りません。

コツコツと練習をしてきて、全然変わらなかったね...という人は見たことがありません。


途中、練習方法や向かう先が迷子になってしまったり、諦めてしまうから、「私は瞑想に向かなかった」とか、「瞑想って結局わからないよね」となってしまうだけ。だからこそ、自己流ではなく、学ぶことが大切なのです。目に見えて形を確認できるものじゃないからね。


体がこわばっていることに気がつけたら、深く呼吸を呼吸を吐いてみればいい。呼吸が浅いことが気になったら、深呼吸をしてみればいい。不安が込み上げてきたら、座る瞑想から離れて気分転換してみればいい。考え事に飲み込まれそうになったら、目を開けてする瞑想、手動瞑想や歩く瞑想などに取り組んでみればいい。


自分を見張るのが瞑想ではありません。力んで練習をするとそれだけで、瞑想への道から外れて行きます。

起こる瞑想を、無理やり近づけようとすればするほど、深刻になり、体はこわばってきます。


瞑想してみようと、座って、それがどんな体験の時間であっても、それがその時、瞑想にチャレンジできたからこその体験です。体験に上手いも下手もありません。

ただその “体験” があるだけです。それでいいのです。その積み重ね。


「瞑想ってこんなもの」というイメージがある方は、今日、今この瞬間、ポイっと捨ててしまいましょう!笑

そんなもの、邪魔にしかならないよ♡




写真は旅行に行こうが、浴衣のままで朝から座っている私のパパラッチ。笑


いつでもどこでもさて座ろうと思ったその時が座り時!



◉ありのままの自分に戻る時間◉

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◉心とからだのバランスをとり戻す◉

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