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心のモンスターを大きくしない

更新日:4 日前

私たちの心にはモンスターが住んでいる。

なんて言うとちょっと怖くなっちゃう? 笑


でもこのモンスター、本来は人間が人間らしくいるための可愛いコンパニオンアニマル(相棒的マスコット)のようなものなのだと思うのです。


さて、どんなモンスターがいるでしょう?


例えば.....

・モヤモヤモンスター

・チクチクモンスター

・イライラモンスター

・ウツウツモンスター

・モジモジモンスター

・ウジウジモンスター


やだ!たくさんある! 笑

きっとこの他にもいろんなモンスターがいるかもしれませんね。


これらのモンスターって大きくなってしまうと、自分の意思で仲良くするのが難しくなってしまって、押しつぶされそうな感じがしてきたり、暴れてしまって振り回されたりと、そこにモンスターがいることが怖くなってしまうのだと思うのです。


でも、それが程よい、小さなぬいぐるみくらいの大きさだったら、それが個性となって人間らしいチャーミングさとして、心にいてもらっても別に困ることはない。

誰かに頼ってみることで、誰かとの絆を感じることができたり、ちょっと心に触れる映画を見たりして感動したり、涙を流したりもできる。どこかに出かけてスッキリしてみようと、新しい体験をするきっかけになってくれたり、気持ちの良い自然を満喫できることもある。何かを学ぶ原動力となることもあると思うのです。


程よい大きさの可愛いモンスター


可愛くない?

これくらいの子なら、心の中にコンパニオン(相棒的)としていてもらってもいいよね。 


このかわい子ちゃんが、大きくなってしまうには、思考という “エサ” が原因になるのです。


でもさ、モヤモヤすること、イライラすること、ウツウツする気持ち、モジモジだってウジウジだって、止められるなら、みんな止めたい。だけど、そこから離れられないから困っているのですよね。

なのに、そんな考え事がまたこのモンスターを大きくしているって、なんだか、シュンっとなってしまうよねー。


モヤモヤ、ウジウジ、モジモジ、などのモンスター、もしかするとそこには「わかってほしかった」、「こうでありたかった」「そんなつもりはなかった」などの気持ちがあるのかもしれません。

面白いことに、その気持ちの小さな種があると、「気持ちフィルター」となって、どんな言葉も、できごとも、モヤモヤ、ウジウジ、モジモジに繋がることのように見えたり聞こえたり、そして感じたりするのです。

そしてそれがまたモヤモヤ、ウジウジ、モジモジの餌となるような思考につながります。


なぜなら、コンパニオン(相棒)にはなっていないモンスターがそこにいるからね。モンスターは餌が欲しい!だから「気持ちフィルター」を発動させるのです。


イライラ、チクチクは、「理想の返事」「理想の行動」を相手に求めていたりするのかもしれません。時には、自分にそれが向かうこともあるよね。

そして、その感情を表向きには蓋ができても、心のどこかで思考を餌にして、知らない間に大きくなってしまい、ふとしたことで、どかーんと感情を大きく感じることになる。


これもまた、コンパニオン(相棒)にはなっていないモンスターがそこにいることで、モンスターは餌を求め、考えること、その気持ちから離れることがだんだんと難しくなってしまう。


やーねーーーー


愚痴や悪口などは、これらのモンスターの大好物です。

これらを与え続いけていると、一見「愚痴いってスッキリー」「そうよねー!わかるわー」などと言い合い、ストレス解消になるかと思いきや、モンスターはそれらを頬張り、大きくなってしまいます。


「だから! 愚痴も悪口も言わないようにしてるのに、モンスター巨大化が止まらないのですが ⁈ 」と思ったそこのあなた!朗報です。 笑


実は言葉として発していなくても、自分の中で思考として繰り返すそれ自体がモンスターの餌となっているのです。....ということは、自分の中で繰り返されるその「思考」・「自分の中のおしゃべり」をやめることで、モンスターは餌をなくし、少しづつ小さくなって、程よい個性としてのぬいぐるみサイズまで萎んでくれます。


そう。

ここがポイントだったのです。


モンスターがいることは悪くない。だって人間だもん。程よい大きさの可愛いモンスターであれば、注意深く行動できたり、気配り上手だったり、日常を感じたり味わったりが上手だったり、行動力に長けていたり、ゆっくり慎重に物事を進めることができたりと、個性となり、その人らしいチャーミングさとして、よき相棒になってくれるのです。


感じるマインドフルネスでは、これらのモンスターに気づくことが大切ですよ。そして、それらに気がついたら、大好物を与える前に、ちょっとそこから離れましょうと練習します。


離れることが難しかったら、気分転換!お散歩したり、美味しい飲み物を自分のために用意した、ゆっくり味わってみたり、深呼吸やちょっとしたストレッチなど体を感じてみるのも、とてもおすすめです。


モンスターが大好物を頬張っているのに気づいたら、その時がモンスターダイエットのチャンスです!モンスターにおやつをあげていることを責める必要もないし、与え続ける必要もない。


さてさて、みんなの中のモンスター、毎日大好物を頬張っていないかしら?







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