年末ですね。
おかしい！
こないだお正月したような...。こないだ春だなんだと言ってたような....。
またくるの？お正月、早くない？
いやはや、まさに光陰矢の如し！
さてさて、年末年始になるとクラスでお話をすることがあるトピックを今日は書いてみようと思います。
年末年始って、みんなが楽しそうに過ごしている様子を見るイベントが続きます。
クリスマスに大晦日、そしてお正月。
テレビがあるお家だと、テレビをつけたらその様子やCMが流れ、SNSを使っている場合は、いろんな人たちの楽しそうな様子が流れ、誰かと会ったら「クリスマスは何するの？」「お正月どうするの？」などなど、楽しい話題の一つとして上がることも多いと思うのです。
夏休みやゴールデンウィークなどと同じで、「みんな楽しそう現象」（笑）に溢れるこの季節。そして、年末年始はそこに寒さや乾燥が加わり、『みんなと同じ』でないことが、もの悲しく感じたり、どこか不安を助長させたりすることもあるかと思うのです。
大丈夫！それ、寒さのせい。そして乾燥のせい！笑
私たちは知らない間に情報に煽られてしまったり、気持ちを掻き立てられてしまうことがあると思うものだと思うのです。
どこかでみんなと同じであることが安心だったり、「幸せを味わっている自分でありたい」みたいなね。
なのですが、誰かと過ごすことや、どこかで煌びやかなことをするかなんかで、幸せかどうかなんて測れないものです。今日も昨日もただ「日が登って日が落ちる「同じ1日。そして、繰り返されているようで、「2度と同じ日なんてない」という唯一無二の時間。
自分の中にある、「幸せ像 /幸せの形」。それは本当に自分にとって幸せな状態なのでしょうか？ただただ誰かが作り上げた「幸せ像 /幸せの形」を無意識に、そして無防備に、信じ切っていないでしょうか？
自分にとっての幸せってなんだろう？
そんなことを眉間に皺を寄せて考えなくても大丈夫。
今ここにあるものに注意を向けてみよう。
命があること、安心して雨露や寒さを凌げるお部屋に居れること、温かい食事、水道を捻ると出てくる水、言葉を交わし合う人たちとの縁、今この瞬間にあること（物）を感じてみてください。
だって、未来の... だってあの人が.....
だって...だって......は、今ここにはありません。
それらを作っているのはあなたの頭の中にある、これでなくては幸せとは言えないと思い込んでいる「幸せ像 /幸せの形」かもしれない。
不足しているものや、形態を求め続けるのではなく、今ここにあることをただ感じ、味わうとそこには「ありがたいなー」という感覚が自然と現れてくれます。（もちろん、現れるまでは、感じられなくても大丈夫）。これを『知足』と仏教やヨガでは言います。
不足を数え出したら、不足はどこまでも続くもの。
地球上の全ての物質を持つことなんてできっこないんです。（笑）これを手に入れたら、誰かの何かが気になる。この状況になれたらと、その時をどんなに望んでも、それが手に入ったら、次には “もっと誰かのように” と気になることがあるものです。
でも、今ここにあるものを感じれば感じるほど、もっとあるものに気がつくようになる。気がつくから自然と自分も周りも安らぎ、居心地がよくなり、縁が巡りやすくなる。
言ってみれば、年末年始ってみんなある意味時間を持て余す時でもあるのかもしれません。だからこそ、自分以外の誰かと、環境や時間の過ごし方などを比べてしまいやすい時でもある。
どうぞ、誰かと比べることで「自分は満たされていない」なんて思わないで。
みんな違っていいんです。ご自身らしい時間を過ごすことをぜひ許し、迎え入れてみてください。
今日は昨日と同じ日。そして唯一無二の日。
◉ありのままの自分に戻る時間◉
◉心とからだのバランスをとり戻す◉
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